2016年01月25日
国会議員の育児休暇は当然の権利
女性のみに負わせることの多い、子育て
改姓さえ強要され 育児で社会から隔離され、働く女性の社会的キャリアは中断せざるを得ない
次世代の市民を育む という国家事業的な大仕事が 個々人の努力に相当 依存していることは矛盾しているし社会の歪みを大きくする
このことを 国会議員が身をもって体験する ということだけでも 貴重なこと
熟年の投票率が高いだけで 高齢者への予算分配が高いのは納税者としては納得いかない
育児に疲れた若い世代は投票に行きたくとも体力もヒマもない
ベビー連れの母親をまるで仇のように睨みつける熟年者の女性もいる
自民党や公明党の責任ある人たちの以下のコメントは古色蒼然として笑ってしまう
子育て世代に税金からの手当てを厚くするためにも 国会議員の育児体験はぜひ制度化してほしい
(以下引用)
自民党の宮崎謙介衆院議員(34)が子育てに取り組みたいとして、来年の1〜2カ月間、「育児休暇」を取る意向であることがわかった。国会に規定はないが、男性議員が育児を理由に国会を一定期間休む例は初めてとみられる。与党内には慎重論と賛成論があり、議論になりそうだ。
与党内には慎重論と積極論が交錯する。
自民の谷垣禎一幹事長は22日の記者会見で「出産や育児の休暇は雇用主と雇用されている人との関係で規定されている。国会議員はそういう身分関係と違う」、
公明党の山口那津男代表も記者団に「国会議員は選挙で国民に選ばれた非常勤という位置付けだ。子育てに参加する大切さと、国民生活や国際社会に責任を持つ議員の役割との調和も重要だ」と語り、議論が必要だとの考えを示した。
朝日新聞2015年12月23日
http://digital.asahi.com/articles/ASHDQ5DCRHDQUTFK00T.html
2015年08月21日
大阪中1女子殺害事件・45歳逮捕の被疑者の人権を尊重せよ
今年2015年の夏 いちばん痛ましい事件の被疑者が逮捕された
テレ朝では 身柄確保の被疑者の画像と氏名までなんども公表している
NHKでは 40代男性 としか報道していない
少女の身体を30回以上刃物で刺し 被害者の死因はガムテープでグルグル巻きによる窒息 という残忍な殺し方
さきほど遺体が見つかったツレの男子もまだ子供でとても気の毒だ
世論が『犯人憎し』 で ヒートアップするのも仕方のないところ
でも
日本では誤認逮捕でマスコミや警察によって深刻な人権侵害が何度も起こっていることに留意しなければならない
たとえば・・
松本サリン事件
長野県松本市で1994年6月、オウム真理教の信者が有毒ガス「サリン」を散布し、死者8人、重軽傷者約600人を出した事件
第一通報者の河野義行氏が、警察から容疑者扱いされ、メディアも“疑惑の人”としておもしろおかしく報じた
河野さんの妻、澄子さんはサリンによって意識不明になり、2008年に亡くなった
死刑が執行された後に冤罪と判明した「飯塚事件」
死刑執行後に有罪が覆るという恐ろしい事態が、現実になるかもしれない
1992年2月に福岡県飯塚市で発生した「飯塚事件」
死刑の執行後に申し立てた再審請求の審理の過程で、捜査段階での疑惑が明らかになってきたのだ
テレ朝などの報道姿勢は いままでのマスコミの勇み足、人権侵害への懸念 などは 視聴率競争のために
きれいさっぱり忘れ去ったかのように映るのだが・・・
(以下引用)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150821/k10010198341000.html
今月13日、大阪・高槻市で中学1年の女子生徒が遺体で見つかった事件で、警察は、大阪・寝屋川市の45歳の男が関わった疑いが強まったとして、
21日夜、死体遺棄の疑いで逮捕しました。大阪・柏原市の山の中で遺体が見つかり、行方不明になっていた同級生の男子生徒と確認されました。
今月13日の夜、大阪・高槻市の運送会社の駐車場で、寝屋川市の中学1年生、平田奈津美さん(13)が遺体で見つかり、前日から一緒にいた同級生の星野凌斗さん(12)の行方が分からなくなっていました。
警察によりますと、2人は、事件当日の午前5時すぎに、京阪電鉄の寝屋川市駅近くにある商店街の防犯カメラに映っていたほか、平田さんのスマートフォンからは午前6時40分ごろ、
友人にメッセージが送られたのを最後にやり取りが途絶えていました。
警察が、平田さんが遺体で見つかった現場周辺の防犯カメラに写っていた車の捜査などを進めた結果、大阪・寝屋川市の山田浩二容疑者(45)が関わった疑いが強まったとして、
21日夜、大阪・城東区内で死体遺棄の疑いで逮捕しました。
大阪・柏原市青谷の山の中で遺体が見つかり、警察の捜査で行方不明になっていた星野さんと確認されました。
警察は、星野さんの遺体の遺棄にも山田容疑者が関わった疑いがあるとみて、犯行の動機などについて調べを進めることにしています。
2015年06月01日
岡山朝日訴訟を思い出す 「年寄りは死ねというのか」年金減額は憲法違反「年金受給者」が提訴
まあ 気持ちはわかるけどね
限られたパイの分配をどうするか という観点からすれば
ジョニは 年寄りへ遣うおカネを 全国の子育て家族や 核家族でこれから子供を持とうとしている世帯への
環境整備 待機児童をゼロにする とか 健康保険の自己負担を中学卒業まで無料にする などに まわして欲しい
たくさん生きてきたんだから 若い世代より お金なしに生きる術はご存知だろう
年寄りのなかには
年金に所得税が掛かるのか! と怒るなど 常識を疑う方も散見する
仕事を退職されたら 地域のコミュニティ創りの核となり 痴呆老人の世話などのボランティアなど
費用のかからない社会になるよう貢献していただいたらいい
最初にもどるが
日本国憲法の 「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する憲法25条
はいわゆる プログラム規定
個々の生活を保証するのではなく 国家、政府の努力目標 というべきもの
大昔の 朝日氏も最高裁でその直接請求権を否定された
今回の提訴も話題にはなるが 徒労におわるだろう
(以下引用)
老齢年金・厚生年金を受給している東京都内の526人が5月29日、国を相手取って「年金支給を減らした決定を取り消せ」と求める訴訟を、東京地裁に起こした。原告たちと弁護団は、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開き、「年金削減は憲法違反だ」と訴えた。裁判の原告は全日本年金者組合のメンバーが中心で、この日は全国13都府県の年金受給者約1500人が、同様の訴えを各地で一斉に起こしたという。
訴状などによると、原告側は、2012年11月に改正された年金を減額する年金関連法が、「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する憲法25条などに違反していると主張。それに基づいて2013年12月4日付けで決定された「老齢基礎・厚生年金の減額」が違法だとして、減額の決定を取り消すよう国に求めている。今後、全国45都道府県で順次訴訟を起こすという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150529-00003176-bengocom-soci