2013年04月03日
村上春樹氏 新作45万部、発売前に重版
ノルウェーの森 を初めて読んだときの鮮烈な印象がいまだに残っている
彼の作風を景色に例えると
いまにも雨が降り出しそうな曇天 だが 意外に外は明るく湿度も高すぎずサラサラした感じか
彼の著作を理解できるのは インフラが発達した資本主義社会に特有の、裕福な市民層 = ブルジョワジーのみ
中国でも村上氏の著作へのツイートが盛んのようだから かの国でも共産党一党独裁のもと、確実にブルジョワは増殖しているとみてよい
話はかわるが・・
前作 IQ84 3部作 は 新潮社から上梓された
今回は文芸春秋社からの出版
氏の言によれば 最初は短編小説として筆をすすめていたのが いつのまにか長編になってしまった という
ノーベル文学賞を射程に捕えた作家が まさか とは思うが 芥川賞ねらいに来たのか
なーんてね
(以下引用)
2013年4月12日発売の村上春樹氏3年ぶりの長編小説
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
が45万部でスタートすることが2日分かった。
文芸春秋が明らかにした。初版は30万部だが、書店の注文が殺到し発売前に15万部の重版を決めた。
1994年刊の「スローワルツの川」を上回り、単行本では同社最多のスタート部数になるという。
新潮社発行の前作「1Q84」の初版は「BOOK1」が20万部、「BOOK2」が18万部で、各5万部を発売前に増刷。「BOOK3」は初版50万部で発売前に10万部が増刷された。
(産経新聞など)
2012年11月26日
きょうの天声人語は秀逸
枯れてこなれた文章
と言っても、ちっとも年寄りくさくない
簡潔で明瞭、小気味よい言い回し
愚鈍の筆の4000字よりよほど味わいがある
千利休は畳二畳で無限の空間を表現したが
この筆者、18X35= 630字の制限を全く感じさせない自由闊達な表現力だ
とくに
― 縮む人口と胃袋を取り合う宿命
というくだりに脱帽
文章の才もあり、子どもの頃から書に親しみ、コラム子を天職としたのだろう
どうやったら、こんな味わいの文章が書けるのか
ちょっとだけ才能に嫉妬する
久々の名調子に出逢えて、うれしくなった
2012年03月29日
河村さん大変ですよ!『南京虐殺』 全教科書が記述 犠牲者数では修正も
山川出版の日本史Bが 「日本軍が多数の中国一般住民(婦女子を含む)および捕虜を殺害した」と記述
東京書籍の日本史A では犠牲者数について 「日本では数万〜十数万人以上 など諸説あり、中国政府は30万人以上を主張」としている
河村名古屋市長は2月、「いわゆる虐殺はなかった」などと発言
いまだにその職に留まっている
一方で・・
「30万人犠牲は誇大」と産経新聞
(以下引用)
河村たかし名古屋市長がその存在を否定したことで波紋を広げた「南京事件」
過去十数年の研究で、戦闘による死者は万単位であっても、民間人の大量虐殺はなかったことが判明しつつある
今回検定に合格した日本史教科書6冊のうち4冊が、中国政府の主張する「30万人」や「20万人」といった犠牲者数を従来通り記述、一方で「30万人説は誇大」と初めて否定した出版社もあった