2010年06月20日

平等院の国宝の仏像、右手どこへ 補修後、行方不明に

京都府宇治市の平等院鳳凰堂中堂にある国宝・雲中供養菩薩像52体のうち、「南24像」と呼ばれる仏像の右手が、1906年に補修された後、いつの間にかなくなっていたことが20日、平等院への取材で分かった。

補修前には両手が欠けており、平等院は「元の状態に戻した可能性がある」と指摘。しかし人為的に外したのか、自然に落下したのかは分かっておらず、左手だけが残っているのも謎のままだ。(以上引用)


この記事を読んで以下の事件を思い出した

1960年8月18日、京都大学の20歳の学生が弥勒菩薩像に触れ、像の右手薬指が折れるという事件が起こった。

この事件の動機についてよく言われるのが「弥勒菩薩像が余りに美しかったので、つい触ってしまった」というもの

ハッと我に返る大学生!

「あぁ、僕はなんて罪深いことをしてしまったんだ!」

気づけば、きつく抱擁した時に思わず折れた指が手の中に、 あたかも…逃れられない罪の象徴のように、そこにある。

逃げる大学生。

そして、その大罪から逃れるように、逃走途中で思い人(想い仏像)の指を投げ捨ててしまう。ポイッ!

結局、その、大学生は出頭したか、何かで警察に捕まったのだが、困ったのは、何処に指を捨てたか全くわからなかったこと。

警察は威信をかけて逃走経路をしらみつぶしに探したらしい…。

で、みつかった。

見つけたお巡りさんは表彰され、京都地方検察庁はこの大学生を文化財保護法違反の容疑で取り調べた
が、起訴猶予処分としている。


折れた指は拾い集めた断片をつないで復元されており、肉眼では折損箇所を判別することは不可能である。
posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 20:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・絵画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月27日

サントリー美術館 ・狭い 暗い 遠い

きのう久しぶりの晴天に誘われて ミッドタウンのサントリー美術館で ピカソ展を観た



1ヶ月まえに新国立美術館で 共催されているピカソ展を訪れていたので もう一度復習を兼ねてのつもりだったのだが・・

結論からいうと

申し訳ないがサントリー美術館のピカソ展示は 門外漢には不要



素人でも知っている「青の時代」からキュービズム、新古典主義、シュールレアリズムから ゲルニカ を経て晩年まで ピカソの作風は 変貌を遂げてゆくのだが・・・


新国立美術館の展示が広大な床面積と自然光を採り入れた明るさのもとに 彼の作品200点あまりを整然と展示してあるのにくらべて


サントリー美術館は展示70点と 同じ入場料を取るにはちょっと理解に苦しむ


しかも せまい 暗い 遠い のトリプル・パンチだ



閉所恐怖の人は病状悪化は請け合いだ


新型インフルエンザに罹患した人が来館したら サントリー美術館の来館者は全員同病になることだろう


昔 アメリカで同じ建物にいた人に 在郷軍人病が集団発生して 多数が亡くなったのをのを思い出した

posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 17:43| 東京 ☁| Comment(0) | 美術・絵画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月30日

フェルメール展

きょう午前 母が慌だしく 上野の東京都美術館で開催中のフェルメール展に出掛けた





立錐の余地もないほど 場内は混雑しているらしい





ちなみに彼女が きょう荒天のなか 足を運んだ理由





新聞配達に貰った 無料招待券の有効期限がきょうまでだから








以下 TBS 朝日新聞社のそれぞれのHPより抜粋した今回の特別展の紹介文を転載





「フェルメールが発する光は、観る人の眼から入り胸の奥の幸福の扉を照らしだしす。 


西洋美術史上、最も才能溢れる画家、三十数点しか現存しない作品により謎のベールに包まれた画家、ヨハネス・フェルメール。





350年以上の時を経て、いま世界中で最も熱く高い脚光を浴びています。





独特な光の質感と知性的なタッチで人を魅了する絵画の中で、とくに評価の高い作品群が奇跡のように集まりました。」(TBS)





出品されるフェルメールの作品は、光に満ちた美しい空間を描いた風俗画の傑作





《ワイングラスを持つ娘》、現存する 2 点の風景画のうちの 1 点《小路》、近年フェル





メール作と認定され大きな話題となった《ヴァージナルの前に座る若い女》、晩年の





優品《手紙を書く婦人と召使い》、《マルタとマリアの家のキリスト》、《ディアナとニンフ





たち》、《リュートを調弦する女》の一挙 7 点 」(朝日新聞社)





さる大女優さん出演のシャープ アクオスの宣伝で有名になった「 青いターバンの少女」は 今回は出展されてない





わたし個人としては「ヴァージナルの前に座る若い女」が興味深い





モデルの髪型やポーズのとりかたが浮世絵っぽい





































posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 15:33| 東京 ☁| Comment(0) | 美術・絵画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする