2015年02月22日

最後の晩餐 16番トラムで S. M. D. グラッツェ聖堂へ





現地の人が異口同音に言うのが 16番トラムで行け!

メトロの駅からは けっこう道順がややこしいらしい

方向音痴のジョニ DUOMO前のトラム乗り場から乗車

10分後 5つ目の Santa Maria Delle Grazie で下車

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最後の晩餐 Cenacolo Vinciano 拝金主義の汚い商売


こんなに商業主義でもみくちゃにされて レオナルド・ダ・ヴィンチが気の毒

420年以上まえの壁画で 4世紀にわたりテキトーな修正を加えられた 最後の晩餐

漆喰が乾かないうちに絵の具を塗布すべきところを ダヴィンチは 漆喰は完全に乾燥してから 特殊な絵の具で この絵を完成させた

そのおかげで 鮮やかな色彩と発色を得られたが 10年もたたないうちに どんどん壁画は自壊していったようだ

屋根が全壊 雨ざらしで10年以上放置されていた時代もあった

それはともかく

 3か月まえならネットから確実にこの絵画の鑑賞チケットを購入できて その入場料は 8.0E

悪名高いVELTRA を通せば 当日でもこの絵の鑑賞が組み込まれたミラノ市内ツアーに 参加可能だが

なんと その費用は 80E なんとネット価格の 10倍のボッタクリ


だから 受付のヤツラ 正規の予約客の見学の合間に バッジやワッペンを胸につけた輩がゾーロゾロ

しかも15分の鑑賞時間のあいだ その不正入場の観光客につきっきりで ガイド婆がイタリア語で解説をわめきちらしている

場内のセキュリティも 『静かにしろ』などの 注意はまったくしない

こんなに汚い商売を久しぶりにみた

数年まえまでは 予約なしで 自由に入場できたから よけい不快だ


 ま これで もうミラノでの 呪縛は解けたので 次回はミラノ万博 観光して
セッラバッレのアウトレットのみ にいくのだ




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ほとんどoriginality は喪失してるのに
勿体つけて いい商売してるね

どこがいいんだい こんなボロボロのダヴィンチ
posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 23:42| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・絵画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月23日

16 FEB 2014 オルセー


ルーブルに2日 オルセーに丸1日かけて 今回 2014年2月 じっくり鑑賞した
日本で2014年7月からオルセー美術館展が開催されるようで その目玉作品もすべて先に現地で確認できてよかった


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オーヴェルの教会 ゴッホ

この作品はとくに精神安定剤の副作用で視覚異常や幻覚さえも描き撮られているような気がする
まぁこのころにはそんな薬物はなかっただろうけど

ゴッホの作品は自画像やポール・ガッシェ医師のポートレート、自室スケッチなどとともに 一室にまとめて展示されている 最上階の印象派の結集コーナーには展示されない

1890年5月(明治4年)、精神病院を出て、パリの弟、テオを訪れてから、オーヴェル=シュル=オワーズへと移動 彼はここで人生最後の10週間を過ごし、その間にこの作品を含む作品100作以上を制作したといわれる


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タヒチの女(浜辺にて) ゴーギャン

1891年、西洋文明に絶望したゴーギャンは楽園を求めてフランス領だったタヒチに渡る
そこで彼を待ち受けていたのは楽園ではなく貧困や病気だけだった
1893年フランスに戻ったが一度捨てた妻子との復縁はむずかしかった

同棲していた女性にも逃げられ、パリに居場所を失ったゴーギャンは、1895年にはタヒチに再渡航

この絵は最初の渡航の際に製作されたもの

印象派の絵は斬新で明るい作風だが 総じて作者の不幸を養分に育ったアダ花だったのかもしれない

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ジャン・フランソワ・ミレー  春(1863〜1873年)

雨が上がり、射し込む日が虹をつくっている。去りつつある暗雲の向こうには青空がのぞいている

ミレーには珍しく光と 空の碧さ を描写した作品

「オレにだっていま流行りの印象派っぽいのは描けるんだぜ」 と訴えてるのか
あまりに鮮烈で斬新な目と俯角で野原を切り取り ミレーの非凡な才能を感じ取れる

総じて 春を待ちわびる農民の気持ちを表現 との教科書的な解説になりそうだ

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ミレー「晩鐘」 祖母の家にこのコピーがずっと掛っていて ジョニの思い出の絵画
本物も オルセーの半地下に無造作に展示されている

暗く地味

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ヴィーナスの誕生 William Bouguereau

クピードーおよびプシューケーをふくむ15人のプットと、いくたりかのニュンペーらとケンタウロスらが、ヴィーナスの到着を目撃するべくあつまっている

じつに艶めかしく肉感的なビーナスである これからジョニがブログにアップする、フィレンツェ ウフィッツィ美術館の ボッチチェリ作 ヴィーナスの誕生 をモチーフにしたのは間違いのないところと考える

1879年のサロンのために製作されローマ大賞に輝いた作品

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ターバンを巻いた婦人 Lucien Levy Dhurmer

オルセーの展示絵画のなかでいちばんの美人さん
頭の上で スズメを数十匹飼育してそう

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オルセーの前身がターミナル駅だったころの名残りの大時計を擁す









posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 16:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・絵画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする