アルゲーロは人口約4万人 サルデーニャ島の北西に位置するメインリゾート地
アルゲーロの40パーセントの人がアルゲーロ訛りのカタルーニャ語を話す
もともとは12世紀にジェノヴァ人によって作られたが14世紀になり、スペインのアラゴン王国にに占領され 今でもスペインの雰囲気を多く残す旧市街がある

おなじサルジニアとは思えない、洗練された海岸通りの街並み

スリスの塔 スリス広場
アルゲーロの旧市街にあるサルデーニャ料理のレストランに入りたかった
アルゲーロはスペインの支配を受けていたので、カタルーニャ料理の要素が強い
ここの人たちはパエリアをよく食べるようだ


きょうの宿泊ホテルPOSEIDON にメールして あらかじめ このレストラン AL TUGURI アル ツグリ の予約をとってもらった
お店は2階建てでアットホームな雰囲気 午後8時には満席になった
給仕の振舞いは丁寧で温かみがあり、お料理も美的感覚に優れ 味付けは薄味 量的にもちょうどよかった

1920 Tugli
支配人の爺に 『 きょうはロブスターないんだよ 明日おいで 入ってくるかも 』
いろいろな料理を楽しみたいけど 量的にたくさんはいただけないので 小さなサラダ 小さな前菜 パスタ メインの魚 というようにコースを1人分作ってもらえますか?
とお願いすると
わかりました 2種類のパスタ 特別に用意したパスタですよ
それと海鮮 肉料理は お客様のご要望どおり なしで供します との うれしい返答


海藻を練って作ったパン
よもぎパンみたいな 硬さと香り
前菜

皿のまん中 パプリカの香草焼き
ねっとりして 予想どおりの味
時計の針 11°方向 タコとトマト トマトの実にタコ足を挿入しスライスしたもの
タコっぽくなく フツフツと歯切れよい
8°の方向 薄焼きのプリッツの上に スズキを乗せたもの
やや塩辛い
6°方向 イワシの酢漬け っぽい味と歯ざわり
生臭さが全くない
4°方向 カラスミのトマト乗せ
食べてびっくり ここでカラスミに出会うとは サーモンと思ったので
味はどこでいただいてもおんなじ モチっとした歯ざわり ちょっと苦味があって
トマトとバジルとみじん切りのオニオンに付け合わせるという組合せが新鮮
1°方向 マイカの千切り
うっすら酸っぱい
12°方向 干した海藻の上にクリームチーズを乗せて
チーズの臭みに海藻の潮っぽい香りが混ざる
サルジニアのひとたちはこんなのが好きなのかな〜


オセロ麺 表が海藻色 裏が乳白色のパスタ
とろりとして 白身魚の身とからまって さっぱりとした味わい


黄色のパスタのスモークド バラクーダ乗せ

この爺がこの店の客の動線 全部を取り仕切っている 英語を操り お客の嗜好を聞き出し リーズナブルな値段でメニューを即座に決めてゆく
彼にロブスターはきょうは入らなかったから あしたおいで と言われる

太刀魚
正直言って この選択は失敗
味も焼き加減も悪ないのだが なにもわざわざサルジーニャまでやってきて味わうほどのものではない
沼津や割烹でいつでもオーダーできるのだから
マグロ

ミディアムレアに仕上げてある
アンバージャック
いちばん柔らかい


良心的お値段 53EURO 7000円弱 ヨーロッパで一人分のコースというのは けっこうオーダーしにくい ハーフボードのメニュー自体がないことが多い

ほかにも 客がたくさん入っているレストランが多かった
さあ あしたは アイスランドだ