2010年02月25日

ショパン生誕200年

最近 ショパンのエチュード作品10-1にはまっている


わたしの弾く エチュードが「アシュケナージが弾いてると思った」なんて ピアノの先生に歯が浮くようなおせいじを言われて その気になったのがいけない


毎日 実家のグランド・ピアノの蓋を開けたまま夜11時まで防音なしでガンガン弾く


いまわたしがショパンのエチュードで演奏可能なものが

作品10-5 黒鍵
10-3 別れの曲
作品25-1エオリアン・ホープ
25-12 大海


いずれも過去5年以内に 発表会で演奏した曲だ

ベートーヴェンの晩期のソナタも秀逸だが 演奏時間が長すぎる


ある時 発表会でアパッショナタ(熱情)の第3楽章だけ 繰り返しなしで発表会で演奏してみた


でもなんかシロート受けがよくなかった


やはり 短い演奏時間、きれいな旋律 芸術性 その難しい3要素をしっかりあわせ持つ ショパンの曲は世界中で愛されるのだろう
posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 12:32| 東京 ☁| Comment(1) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月23日

マーラー交響曲第5番 アイスダンスを観て

いま衛星放送で バンクーバー五輪のアイスダンス決勝を観ている

カナダのTESSA VIRTUE/SCOTT MOIRのペアが マーラーの交響曲第5番の第4楽章「アダージョ」を伴奏にしっとりと情感こもる熱演をみせた

アメリカの2ペアなどを抑えて堂々の金メダル

この曲は20世紀の最高傑作の交響曲といわれる

わたしは最終の第五楽章が学生時代から好きだった

第二楽章で幻のように現れて消えた金管のコラールが、今度は金管、木管合わせて明確に旋律に再現され、最後は速度を上げてフォルテッシモfffに達して、力の限りを尽くして華々しく終わる。

医師国家試験に疲れたときの萎えた気持ちが この曲で何度もリフレッシュできた

あの当時のことが このオリンピックで思い出されるなんて思わなかった

posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 22:58| 東京 ☁| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

旅立ちのショパン

ショパンのノクターン第3番作品9-3を アシュケナージの演奏で聴く





このピアノ曲はショパンが故国ポーランドを出奔してパリに移るまでの彼の心の迷いを投影したもの として名高い





そんな先入観があると たしかにショパンの逡巡のようすがわかるような気がする







あいかわらずの 物憂げな旋律 





なにかショパンの将来への明るい希望が垣間見える





ちょっと不安なため息まで聞こえそうだ





何回もこの曲を聴いていると 彼は この曲を創るときは すでにパリへの移住を決意していたような節がある




アシュケナージの演奏の透明で暖かな音





スタカートに切られた 音の1粒1粒が心に深くしみこんでいく



posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 13:48| 東京 ☁| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする