最近 ショパンのエチュード作品10-1にはまっている
わたしの弾く エチュードが「アシュケナージが弾いてると思った」なんて ピアノの先生に歯が浮くようなおせいじを言われて その気になったのがいけない
毎日 実家のグランド・ピアノの蓋を開けたまま夜11時まで防音なしでガンガン弾く
いまわたしがショパンのエチュードで演奏可能なものが
作品10-5 黒鍵
10-3 別れの曲
作品25-1エオリアン・ホープ
25-12 大海
いずれも過去5年以内に 発表会で演奏した曲だ
ベートーヴェンの晩期のソナタも秀逸だが 演奏時間が長すぎる
ある時 発表会でアパッショナタ(熱情)の第3楽章だけ 繰り返しなしで発表会で演奏してみた
でもなんかシロート受けがよくなかった
やはり 短い演奏時間、きれいな旋律 芸術性 その難しい3要素をしっかりあわせ持つ ショパンの曲は世界中で愛されるのだろう
2010年02月25日
2010年02月23日
マーラー交響曲第5番 アイスダンスを観て
いま衛星放送で バンクーバー五輪のアイスダンス決勝を観ている
カナダのTESSA VIRTUE/SCOTT MOIRのペアが マーラーの交響曲第5番の第4楽章「アダージョ」を伴奏にしっとりと情感こもる熱演をみせた
アメリカの2ペアなどを抑えて堂々の金メダル
この曲は20世紀の最高傑作の交響曲といわれる
わたしは最終の第五楽章が学生時代から好きだった
第二楽章で幻のように現れて消えた金管のコラールが、今度は金管、木管合わせて明確に旋律に再現され、最後は速度を上げてフォルテッシモfffに達して、力の限りを尽くして華々しく終わる。
医師国家試験に疲れたときの萎えた気持ちが この曲で何度もリフレッシュできた
あの当時のことが このオリンピックで思い出されるなんて思わなかった
カナダのTESSA VIRTUE/SCOTT MOIRのペアが マーラーの交響曲第5番の第4楽章「アダージョ」を伴奏にしっとりと情感こもる熱演をみせた
アメリカの2ペアなどを抑えて堂々の金メダル
この曲は20世紀の最高傑作の交響曲といわれる
わたしは最終の第五楽章が学生時代から好きだった
第二楽章で幻のように現れて消えた金管のコラールが、今度は金管、木管合わせて明確に旋律に再現され、最後は速度を上げてフォルテッシモfffに達して、力の限りを尽くして華々しく終わる。
医師国家試験に疲れたときの萎えた気持ちが この曲で何度もリフレッシュできた
あの当時のことが このオリンピックで思い出されるなんて思わなかった
2008年09月01日
旅立ちのショパン
ショパンのノクターン第3番作品9-3を アシュケナージの演奏で聴く
このピアノ曲はショパンが故国ポーランドを出奔してパリに移るまでの彼の心の迷いを投影したもの として名高い
そんな先入観があると たしかにショパンの逡巡のようすがわかるような気がする
あいかわらずの 物憂げな旋律
なにかショパンの将来への明るい希望が垣間見える
ちょっと不安なため息まで聞こえそうだ
何回もこの曲を聴いていると 彼は この曲を創るときは すでにパリへの移住を決意していたような節がある
アシュケナージの演奏の透明で暖かな音
スタカートに切られた 音の1粒1粒が心に深くしみこんでいく