手抜き感 満載の、ロイド・ウェーバーの『オペラ座の怪人』バンコク公演
2013.5.6からジョニーはバンコクに滞在、いちばんの楽しみはこの『オペラ座の怪人』バンコク公演だったのだが・・・

ラチャダー劇場の、開演まえの様子
照明が落とされ、舞台下オケラ箱からの演奏による、観客総立ちしてのタイ国歌を聴き期待感はいやがおうでも高まったが 結果として散々なものになった


プラスティック製カードの入場券 カード代として20Bさらに入場料に追加して請求された
1.A席で4000B 14000円 タイ人の所得水準では 4万円の感覚 Sで5500B 55000円ととんでもなく高額チケット

2.小さなハコ、簡易な舞台装置、キャスト20余名とロンドン公演の1/4以下
3.最後の場面 オペラ座のシャンデリアの落下なし、天井の崩落なし、火災なし、警官隊の大捜索なし、怪人の仮面が白く光るのみ こんな終わり方はないでしょ、DVDに観る、ロンドン公演と彼我の差は歴然

4.小学校の体育館並みの狭いステージ、

クリスティ役のClaire Lyonが最悪 演技が上滑り 発音不明瞭 なにを話したいのかわからない キーキーと高い声が耳触り ピンマイクの付着部位も悪い ほかのキャストの言葉は明瞭だっただけに残念だった
5.タイ人のマナー違反 開演から30分遅刻で平然と入場してくる客も、途中で入れるスタッフもマナー違反

6.劇場の場所の告知が最寄り駅から全くない
こんな酷い見世物をアジアツアー韓国、BangkokそしてSingapore と続けるのだから いかにアジアを見下しているかよくわかろう というもの
これならまだ浅利慶太の主導する、『パクリの怪人』のほうがマシかもしれない
For the Bangkok production, Broadway veteran Brad Little is the Phantom, newcomer Claire Lyon plays Christine, and Anthony Downing takes on Raoul.