2021年06月07日
呆れた 井土ヶ谷サードアイ眼科
ジョニの友人 40代男性
わたしのところにラインが来た
職場の健診で 視神経乳頭陥凹の拡大 を指摘されて先月 近所の眼科で 緑内障の検査を受けた
そこでオバサンの女医に以下の衝撃のアドバイスをもらったそうだ
眼圧が上がるから (彼の趣味の)登山はやめろ
視野検査は正常だったが危険だから 車の運転はするな
友人の生業は車の運転をしないと成り立たないので 彼には 女医のムンテラは気も動転する内容だったようだ
なんと 次回の視野検査は3か月後
半年 間隔をあけないと保険の支払い基金に査定されて 視野検査の保険請求は削られてしまうのだが
なんで こんなおどろおどろしい、警告を発するのか
この患者 大学病院の眼科を受診 晴れて 登山OK 自動車の運転は問題ない ことに
そこでも なんで そんな妙な忠告するんでしょうね と 大学病院の外来医師と話になったようだ
こんなヤツが 眼科医として平気で営業してるんだね
参考までに
富士山の山頂でも ふもとでも 眼圧は変動しなかった という学会報告を提示しておく
富士登山による眼圧の変化
A change of intraocular pressure by doing Mt. Fuji climbing
https://ci.nii.ac.jp/naid/110006404623
富士山(海抜3,776 m)は日本一高い山として,登山客が足を運ぶことが多い.しかし,眼圧は気圧により変化することから,登山中の眼圧の変化には注意が必要である.しかし,これまで富士登山と眼圧との関係を報告した例は我々が調べた範囲内ではなかった.今回,我々は富士登山による眼圧の変化を調べるため,実際に登山を行い平地と山頂での眼圧を計測した.対象は正常眼圧で眼科的疾患を伴わない正常成人23名(男性11名,女性12名),平均年齢26歳であった.眼圧測定は接触型眼圧測定機器TONO-PEN^(R) XLを用い,測定者は視能訓練士1名とした.今回,アセタゾラミド服用による眼圧の変化がないことを確認し,高山病予防のため全被検者にアセタゾラミド250 mgを服用させた.登山前の平均眼圧は右眼13.0±2.4mmHg,左眼11.8±2.9mmHg,山頂での平均眼圧は右眼13.1±2.5mmHg,左眼11.8±2.5mmHgであり,これらに有意な差はなかった.この結果は,富士登山による急激な眼圧の変化はないことを示唆した.
Mt.Fuji it is the highest mountain in Japan, many mountain climbers visit there. Intraocular pressure changes are known to occur with barometric changes, but there have previously been no report on intraocular pressure changes related to the barometric changes experienced whilst climbing of Mt.Fuji. We climbed this mountain and measured the intraocular pressure difference at ground level and at the summit. Subject were 23 normal adults (11 males, 12 females) with an average age of 26 years. TONO-PEN^(R) XL was used for the measurement. The subject were given 250 mg of acetazolamide to prevent mountain sickness. We measured the intraocular pressure of each subject at ground level, and found the average right eye intraocular pressure to be 13.0 mmHg and the average left eye intraocular pressure to be 11.8 mmHg. No significant difference was observed in the intraocular pressure readings taken at the summit : the average right eye intraocular pressure 13.1 mmHg and that of the left eye being 11.8 mmHg. It was concluded that intraocular pressure did not suddenly change as a result of the change in barometric pressure.
2021年06月05日
ワクチン筋注は 逆血の確認なし だってさ
テレビでのコロナワクチンの接種動画があちこちのニュースで散見される
医師 看護師の間でいま 話題になっているのが 筋注で シリンジを引いて逆血の確認をしなくていいのか ということ
上腕三角筋(以下 三角筋)内に刺入したあと シリンジを陰圧にして 血管内に針が刺さってないか 確認しない動画も数多く見られるので気になってしょうがない
ジョニが研修医のときの オーベン(指導医)は 筋注のときには かならず逆血してないか 確認しろ と指導した
静脈内に針が誤って刺入されると 薬剤の体内濃度が一気にあがり 危険で 筋注の効果が得られない というもの
厚労省によれば
シリンジ陰圧確認を行わないことで、筋肉組織損傷による免疫獲得減弱を回避
神経損傷を避けるため、刺入時に異常の訴えが無いことを確認した後にワクチンを
三角筋に注入
とある
逆血を確認しないことにも 意義があるようだけど 薬剤の体内濃度が一気にあがり 危険なことは どう対処するのか
ジョニの同業者で 板橋区のワクチン接種の問診のバイトに駆り出された友人は 気にしていない
『とにかく mRNA メッセンジャーRNAが 体内に入ればいいぢゃん』
ジョニに接種した 潜在ナース60歳代 は なんと三角筋をつまんで 逆血を確認 それから 手が痺れないか訊いてきた
ま どーでもいいんだが笑
2021年06月02日
ホットヨガのインストラクターに甲状腺異常が多い
本日 ジョニのカウンセリングに来院の 39歳女性
あきらかに 眼球突出を認めたため Basedow or Graves の 甲状腺機能亢進を疑った
前頚部の甲状腺の触診では 異常なし HR 心拍数は 50〜60/min 掌は乾いていた 動悸もなし
ホットヨガのインストラクターを10年以上勤める
経営者から 強制的に汗をかかせる仕事をしている従業員に 甲状腺機能異常が多いから という理由で
甲状腺の機能検査を定期的に受けさせられていた
先日の甲状腺ホルモン検査で F-T3 が低い 以外には異常は認められなかった F-T4 TSH rT3は正常範囲
ってことで 無事に 当院の美肌コースにお入りになった
ホットヨガ従事者 に 甲状腺機能異常が多い というのは 初耳だったので 症例報告させていただく