2025年07月27日

儲け主義の眼科 高額な視野検査したがる眼科は要注意



さきほど豊胸の術後経過の診察に来院の30代女性

近医で 視神経の乳頭陥凹があり 緑内障の初期かもしれないので 緑内障の治療を始めましょう とムンテラされたようだ

2週間前から 眼圧を下げる点眼を始めた


大体の眼科が所有しているのが ハンフリー自動視野計

いわゆる静的量的視野検査をすると 片眼290点2900円  両眼で580点 5800円の診療報酬が国と患者から支払われる

歯医者の親知らず抜髄 と並び 眼科の一番の稼ぎ頭


この5800円の検査を酷い眼科は3か月毎に施行


わたしが 本日の経過観察の女性患者におねがいしたのは 

次回 自身のOCTの結果データ と ハンフリーの グレイトーンの画像を持参すること


検査の結果は患者の所有物だから 主治医は 患者に渡す義務を負っている

「親戚の眼科医が 『データを見たい』 といっているので わたしの検査結果をもらえませんか」 と眼科主治医におねがいして と話して終了した

ジョニ 毎月 健康保険に7万円弱を天引きされている

そんな大金をこんなぼったくり医者に盗られていたらヤだ続きを読む
posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 13:00| フランクフルト | Comment(0) | TrackBack(0) | 医学・生理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月22日

ポスナーシュロスマン症候群Posner Schlossman Syndrome



ポスナーシュロスマン症候群Posner Schlosman


きょうは友人の眼科で保険診療

50代男性 右目の霧視と右眼球のコリコリ感を主訴に来院

ジョニ ひと目見て ポスナーかな?

角膜後面の沈着物 右の眼圧が38mmHgにしては 緑内障発作のような眼痛 頭痛がない
角膜が右眼だけ浮腫って 虹彩毛様体炎の炎症細胞が確認しづらい

患者に 今までの既往を問うたところ

2年まえに同じように眼圧が高くなって
ステロイドの点眼で眼圧は下がって痛みも軽快した という

要は 彼の本音は ステロイドの点眼を処方してほしい ということ

眼科の研修医がいっしょにいたらなー
彼の目を見せたかった

ポスナーシュロスマンの典型例だったから

後日 眼圧が下がったあとで 静的量的視野を受けるように患者にお願いして 

β blocker と0.1 flumetholonを処方した

Diamox内服ややMannitol i v は不要だろう

iPhoneから送信
posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 01:03| フランクフルト | Comment(0) | TrackBack(0) | 医学・生理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月30日

すぐに視野検査したがる眼医者は信用するな




患者のこない歯医者は すぐに親知らずを抜きたがる

同様に 霰粒腫や花粉症を主訴に眼科を受診する患者の多くが 「眼圧が高い 緑内障のケがある」

などと 脅され 眼科に定期的に通院するようになる

中には 年3回も ハンフリーの視野計に放り込まれる 従順な患者もいる

初診で 視野検査を受けると 自己負担金は5000円を超える

視野の欠け ないといわれたら 2年間は視野検査は不要 と友人の大学眼科教授は話す


詐欺まがいの 緑内障疑い の開業医の告知は要注意だ



posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 14:37| フランクフルト | Comment(0) | TrackBack(0) | 医学・生理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする