2025年05月13日

5月13日


5月13日

ジョニが幼稚園 小学生のころ彼はいつも夜になると姿を消した

本宅の正妻のもとに戻ってゆくのだ

小学3年生のとき 彼と荒川まで遠出をした帰り 彼は突然いそいそとネクタイをしてわたしの自宅を出ていった

1度 下着のパンツを裏返しに履いて帰宅した

中学生のころ エッチな本をこっそり開いていた時に 彼に見つかった

わたしの本をパラパラめくると彼はなにも言わず 

注意もされず 何事もなかったように彼は新聞を読み始めた

わたしが国際学会で南米ペルーに滞在中に突然 腹違いの次兄から
お父さん死んだよ とホテルに電話がかかってきた

でも いまペルーに居るってみんな知ってるから
葬儀には来なくていいから と言われた

すぐに空港に向かった

リマ市内には格安航空券チケット屋などなく

空港の航空会社 発券カウンターでは
当日発 リマ アトランタ経由 成田行きのエコノミークラスは満席

仕方なくビジネスクラスのチケットを購入した
正規のビジネスクラスの料金で超高額

アトランタまではファーストクラスの座席をもらった

父は90歳を過ぎても 池袋の自分の作った財団法人まで毎日電車通勤していた

1回だけ ジョニの大学の1年分の授業料の振り込みを忘れた

97歳でボケた
まわりの人すべてに ありがとう を言い続けた

ある時 病室でとなりの患者に小便をかけたらしい

だが被害者の患者もボケていたのでことなきを得たようだ

彼には感謝しかない
たくさんの思い出をありがとう

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1975年夏 カナダ側からのナイアガラ瀑布

きょうは父の誕生日
 
母の日の2日あと わたしには両親を大切に思い出すよい機会だった


posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 12:30| フランクフルト | Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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