Amazonのお客様
5つ星のうち5.0 読めばわかる!
2025年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事件関係なく、良い本です。
描写が丁寧でわかりやすく、とても美しい文章でした。
頭も性格も良い人なのだとわかりました。
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とかくか
5つ星のうち1.0
読んでも患者には何も残りません。
2025年1月29日に日本でレビュー済み
11年前に性加害によるPTSDになり、今も治療しています。
一体どうしたらそんなに早く元気になって人前に出られるようになるのかなと、興味本位で読んでみましたけど、読んでみて、この人は承認欲求の塊で、私を見て見てアピールをしたかった、表舞台に戻りたかったんだ、という感想しかありません。
PTSDもきっと誤診でしょう。断定はしませんが。。。。
本当にPTSDだったら、性加害に遭ったのに異性から性の象徴と見られるような、露出度の高いポーズでこんな写真集を発売して不特定多数の人に見られる状況なんて耐えることは不可能です。
PTSDを理由にあきらめたくなかった、じゃないです。PTSDの人は、やりたいこと、したくてもできない、のが現実なんです。
この人のおかげで、PTSDなんて簡単な病気じゃんと思われそうな事を心配してます。
これから読む方に言いたいです、PTSDはこんなに簡単に克服できる病気じゃありません。
どうか誤解しないで下さい。この人はものすごく稀な例だと思って読んで下さい。
10,118人のお客様がこれが役に立ったと考えています
晴耕雨読
5つ星のうち1.0
自己ブランディングのための薄っぺらい物語
2025年1月29日に日本でレビュー済み
この本を手に取るまでの過程で、著者が行ってきた過剰なまでの宣伝やSNSでの自己演出を見てきたこともあり、ある程度の期待と不安が入り混じる気持ちで読み始めました。しかし、結論から言えば、その内容はあまりにも薄く、これほどまでに話題を煽っておきながら、この程度なのかという強い落胆を覚えました。まさに「大山鳴動して鼠一匹」という表現がぴったりの一冊でした。
まず、本書の内容そのものに関して言えば、著者が自らの経験を綴ったものではあるものの、その記述には深みがなく、表面的な語りに終始している印象を受けました。本来、PTSDや精神的なトラウマというテーマを扱うのであれば、当事者としての苦悩や回復のプロセスを掘り下げ、読者に何らかの気づきを与えるべきですが、本書にはそうした洞察がほとんど見られません。むしろ、「私は頑張った」「だから私は克服できた」というような、個人的な成功談を誇示するトーンが強く、共感よりも違和感を覚えました。
特に問題だと感じたのは、著者が自身のPTSDの「完治」を強調している点です。PTSDは一般的に短期間で完全に克服できるものではなく、長期的な治療やケアが必要な疾患です。そのため、「私は短期間で完治した」「努力すれば治る」というような主張は、同じ症状に苦しむ人々に誤解を与えかねず、病気への偏見を助長する危険性すらあります。もちろん、回復への努力を否定するつもりはありませんが、このような短絡的な表現は、むしろ当事者に対してプレッシャーをかけることになりかねません。
また、著者のキャリアやこれまでの経歴を踏まえると、本書の出版自体が一つのマーケティング戦略であることが透けて見えます。かつての職場や関わった出来事を最大限に利用し、自己ブランディングの手段としてこの本が使われているように感じました。過去の出来事を自身の利益のために利用し、それをエンターテイメント的に消費させる姿勢には、強い不快感を覚えました。さらに、過去の発言や行動と本書の内容との整合性も取れておらず、一貫性を欠いている点も気になりました。
本書が発売されるまでの間、著者はSNSなどで盛んに自己の物語を発信し、それに対する批判を「誹謗中傷」として退けてきました。しかし、読後の感想としては、批判を受けるのも仕方がないのではないかと思わざるを得ません。読者が期待したような深みのある内容ではなく、著者の自己顕示欲と承認欲求を満たすための場として、この本が存在しているようにすら感じられました。
総じて、本書は精神的な病をテーマに扱いながらも、その重要性を真摯に伝えるものではなく、むしろ著者自身のブランディングとマーケティングを目的とした、表面的な作品であると感じました。多くの人が期待した「真実」や「本音」は、残念ながらここにはなく、むしろ誇張されたイメージ戦略の一環に過ぎないというのが率直な感想です。読後感としては、何とも言えない虚しさだけが残りました。
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