2024年01月20日

ADHDは 医者に向いている

ADHDは 医者に向いている


ジョニ 小学4年生までは なにをしていてもセミの鳴き声がすると吹っ飛んで駆けつけた

中学生の時 体育の20代男性教師が わたしにつけた 呼び名が チョロくん

落ち着かずにいつも校内をチョロA徘徊していたから

医学部医学科に30人合格 東大に36人合格した公立高校に在学だったが ジョニはいつも校内模試で5位から30位だった

医学部の学生の時 精神神経科のI 教授の臨床講義でADHD の詳しい精神病理の解説をしていただいて 自分がADHD(以下ADと省略)であることを確信

他にも自分のクラスに10人くらいADらしき者がいることも 級友との雑談や彼らの自己申告で判明

ジョニの出身は国立大学医学部医学科だったが ADの、クラスでの有病率は15%を越えていたと記憶している

これをどう解釈すべきか はむずかしいが
ジョニは『ADは医師になる適性を備えてる』と勝手に解釈している

医師 とくに研修医は 病棟 オペ室 外来 当直室 果ては救命救急外来を駆け回る

じっとしている暇はない

自室を片付けるヒマもない

ときどき ジョニの外来をADらしき子供
を連れた母親が訪れる

「この子 ADと診断がついていて 落ち着かずに 先生や病院にご迷惑をおかけいたします」
と謝罪する親もいる

確かに 待合室での彼らは片時もじっとしていられず多動
ジョニが見ても 見慣れた異様さ 

その度に ジョニ 「ADは医者に適性ありますよ わたしもADです ぜひこの子は医学部を目指しましょう」
と患者に話す

みるみる母親の顔が明るくなるのが判る

ADは集中力がないけれど 思考能力があるので集中する必要がない

自分のことをAD とcoming outしている人も多い

ジョニの懇意の眼科医もAD

子供は4人 全員がAD らしい

1人は薬剤師 1人は医師 もう1人は医学部医学科の2年

末っ子は今年 一橋大学に入学した

ADHDの方へ

ADはステキな個性なのです
なにも悲観することはない

医師を目指して勉強してください
 





iPhoneから送信
posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 02:00| フランクフルト ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外出張・ステイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック