2021年11月16日

チョコアイスバーの美味しい食べ方



なんてことはない

ジョニが3才くらいのときの記憶だ


近所の駄菓子屋に60歳代の婆がいつも座っていた

顔の皮膚が弛みきって頭髪は白髪と茶髪が混然としていた

老眼鏡をかけていた


ある夏の夜 この女性が 路地で椅子に腰かけて 外側をチョコでコーティングした、アイスバーを齧っていたのだが

アイスをしみじみ眺めながら至福の時を味わっているような 夢見がちな表情だった


彼女の左の下眼瞼がずっとひくひく痙攣していた


それから しばらくはジョニ アイスクリームをいただくときに この女性を真似して下眼瞼を痙攣させていた

なんか そうやって食べると 美味しくいただけるような気がしたから


チョコアイスはいまも箱買いでよく購入して クリニックに冷蔵してある

いつも多めに購入して 皆で食している


何十年かぶりに この老婆のことをひょっこり思いだして 下眼瞼をヒクヒクさせながらアイスバーを頬張ってみた


いつもとまったく変わらない歯ざわりのよい、パリっとしたチョコと 下地の固いバニラアイスが舌の上で溶け出した


よくわからずに ぼんやり過ごしていた3歳のころの記憶といっしょに・・

posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 11:03| フランクフルト ☁| Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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