2021年05月31日

国家によるハイジャック

国家によるハイジャック



25年以上にもわたって東ヨーロッパの内陸国 ベラルーシを専制支配し 昨年の大統領選の不正が強く疑われる、ルカシェンコ

彼にとって もっとも目障りな反体制派で政治運動家のロマン・プロタセビッチ氏がベラルーシ当局によって拘束、逮捕された

そのやり方にアメリカやヨーロッパ各国の非難が集まっている

2021年5月23日、ギリシアからリトアニア行きの旅客機を ベラルーシ治安当局が 機内に爆弾を搭載している疑いあり、の名目でベラルーシ国内の空港に緊急着陸を要請

機内にいたベラルーシの反体制派の記者を着陸した空港で拘束


あの格安航空会社RYANAIRライアンエアがトバッチリ

携行手荷物が1g でも重量オーバーなら厳しく、利用客に追加の支払いおよそ2000円をを求める

あの、セコくてやかましいRYANAIRも スクランブル発進した戦闘機には なすすべてなし だった

これは政治犯の移動や 人々の自由な移動を保障した、普遍的な基本的人権を侵す深刻な問題

国連事務総長は深い懸念を表明し、独立した調査を呼びかけたのは当然のこと

アメリカはベラルーシ治安当局のメンバーなどのアメリカ国内の資産凍結などを始めた

EU は加盟国上空のベラルーシの航空機の通過の拒否を発表

自国の反体制派叩きに躍起になるロシアはベラルーシを擁護しているが

ミサイルでマレーシア航空機を撃墜したのもロシアが強く疑われている

今回の事件の正当化は、ロシア自身が国際社会の基本的なルールを相変わらず無視していることを意味する

これでロシア上空を外国旅客機が安心して飛べるのか

大昔の北米のアンカレッジ経由でないと日本からヨーロッパに行けない時代が来るとは思えないが

ベラルーシ政府はじめロシアなど後ろ盾の関係国は、事実関係の究明に全面的に協力しなければならない



 
 

posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 20:05| フランクフルト | Comment(0) | 国際政治/世界経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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