2018年02月25日
〈ルーブル絵画〉St John the Baptist バプテスト ヨハネの首
洗礼者ヨハネの首を受け取るサロメ LUINI ルイニ「Bernardino Salome Receiving the Head of St John the Baptist c.1530 Oil on canvas
古今東西の格好の絵画と文芸作品の題材
ヨハネは、誰に対しても、容赦なく罪を指摘し、悔い改めるように語りました。ガリラヤの領主、ヘロデ・アンティパスに対しても、自分の兄弟フィリポの妻であったヘロディアと結婚したことは旧約聖書の掟に反すると非難したが ヘロデはその教えを聞き、処刑は許可しなかった
妻ヘロディアはそのときからヨハネを恨んだ
ある時ヘロデが自分の誕生日に、ガリラヤの有力者や高官、将校たちを招いて、宴会を開きヘロディアの娘サロメは見事な踊りを人々の前で披露、上機嫌になったヘロデは、少女に何でもほしいものをやろう、この国の半分をあげてもよいと言った
サロメは母親に何を願えばよいか聞きに行くと、ヘロディアは「洗礼者ヨハネの首」を所望しろ とアドバイス
少女は王のところに行き、洗礼者ヨハネの首をねだった
ヘロデは何でもほしいものをやろうと言ったことを後悔したが、後の祭り
衛兵に命じて、牢でヨハネの首をはね、盆に載せて少女に与えた
洗礼者ヨハネの死を耳にしたイエスは、その時から本格的な宣教活動を始めた
じつは ヨハネは最初のうちはイエスに一目を置いて活動するものの 次第に教義や布教の考え方で一方的にイエスと反目するようになり キリスト教世界でのばぷてすとヨハネの評価は案外低い
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