2018年02月09日
深夜のフィレンツェ大聖堂
フィレンツェの象徴クーポラ
その完成は、14世紀末からすでに困難が予想されていた
1418年にはクーポラの模型公募がおこなわれ、ロレンツォ・ギベルティ、フィリッポ・ブルネレスキ、ドナテッロらが応募。ブルネレスキの案が採用され
1420年に開始された建設は、1434年にクーポラの頭頂部が閉じられて一応完成
このクーポラは木枠を組まずに作られた史上初のドームであり、建設当時世界最大だった
ブルネレスキはクーポラを完成させたものの、クーポラ頭頂部に載せるランターン(明り取りの先端部)については、デザインのみで建築方法を考えていなかった
新たにランターンを載せる方法についての公募がおこなわれ、ミケロッツォの設計が採用された
ランターンは1446年に建設が始まり、1461年に完成
天蓋の天頂にあるブロンズ製の玉は彫刻家ヴェロッキオの製作
ジョットの鐘楼
サン・ジョヴァンニ洗礼堂
大聖堂西側のファザード
アルノルフォ・ディ・カンビオの設計により、建設と同時に着工sれたが完成しないままカンビオは死去し、その後紆余曲折を経て19世紀までファサードは未完成のまま
1864年にコンクールが行われ、エミリオ・デ・ファブリスによる新しいファサードが決定、この建設は1876年に始まり、1887年に完成
銅製の巨大な扉は1899年から1903年にかけて製作された
深夜のフィレンツェ大聖堂の一角は 広間とはまったく異なる様相を呈する
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