2014年09月03日
やっとわかった 「こころ」の登場人物 K 自殺の理由
やっとわかった 夏目漱石 著 「こころ」の登場人物 K 自殺の理由
ジョニー、高校生のころは失恋のつらあて、自分の恋人を横取りした「先生」への仕返しで Kは自殺したと考えていたが
どうやら 自分の はやとちり だったようだ
真宗の禁欲の掟に背いた悔恨の情で 自分の意志の弱さを悲観して あるいは自分を懲罰させる意図での自殺だった とやっと理解できた
(以下引用)
Kは昔(むか)しから精進(しょうじん)という言葉が好(すき)でした。私はその言葉の中に、禁慾(きんよく)という意味も籠(こも)っているのだろうと解釈していました。しかし後で実際を聞いて見ると、それよりもまだ厳重な意味が含まれているので、私は驚ろきました。道のためには凡(すべ)てを犠牲にすべきものだというのが彼の第一信条なのですから、摂慾(せつよく)や禁慾は無論、たとい慾を離れた恋そのものでも道の妨害(さまたげ)になるのです。Kが自活生活をしている時分に、私はよく彼から彼の主張を聞かされたのでした。
(朝日 2014.9.3 より)
この記事へのコメント
初秋、秋刀魚も高いし〜っ。銀杏、栗、キノコの炊き込みご飯が美味しい季節。文学の秋にスライドさせよう。確か棄ててないはずなんだが・・・・・。
Posted by at 2017年09月21日 23:24
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