2014年01月11日
門前薬局の調剤点数をもっと下げるべき ウェルシアが最高益
門前薬局 は本来の意味は
病院やクリニックなど保険医療機関が 自分の病院の患者の薬の処方箋を誘導することを目的として、病院から至近距離に設立したその経営主体の経営する調剤薬局のことをいう
だが近年 新しいタイプの 門前薬局が多くなってきた
それは 調剤薬局が病院など保険医療機関を誘導し、調剤薬局と同じ資本系列のショッピングモールにテナントの店子として入居させ
その病院の患者の処方箋を同じ建物内の調剤薬局に誘導してしまう というものだ
2014年1月11日、イオン系列のドラッグストア ウェルシアが2013年9月〜11月期の連結決算を発表
調剤部門で処方箋の受付枚数・単価ともに大幅に増え 9〜11月期として過去最高の計上利益30億円強 に大きく貢献した
大型ショッピング・モールではイオン幕張新都心に医療専門モールを誘致、さらには秋田や佐久平 北与野など小規模イオンモールでも医科クリニックをテナントに迎えている
かならずイオンの1階にはウェルシア調剤薬局があるので いわば合法的な『門前』薬局となっている
イオンに入居している保険医療機関は患者の利便性から どうしても同じ館内のウェルシア調剤薬局を教えるはめになる
厚労省や政府は このような形態の『門前』タイプの調剤薬局の調剤単価を積極的に切り下げるべきだろう
ただでさえ 食料品、衣料品などで零細納入業者に納入単価の切り下げを迫るなど イオンの利益至上主義には見過ごすことができないものがある
ショッピング・モールに入っている、『門前』タイプの調剤薬局だけの、割安な調剤点数を早急に設置し、浮いた予算で健保事業の赤字補てんや 老人介護を手厚く予算化すべきだろう
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