2013年04月25日
東北電力、東電に賠償請求へ
当面 東北電の東電への請求額は 200億円超
福島県内での電力販売の落ち込みや浪江・小高原発の投資金額の算定により さらに金額は増大する見込みだ
いちばんのこの請求の意義は
電力一家として自民党政権を支え、原発を推進していた「鉄の結束」が崩壊したことだろう
東電に『弓を引く』ことが まるで左翼活動家や破防法対象の活動のように公安警察で受け取られていたが 東北電のおかげで この偏見も氷解してゆくだろう
これにより ほかの大企業からの東電への損害賠償請求が一気に増えそうだ
俳優の山本太郎は反原発の住民運動への参加で まるで反体制活動家のように扱われ 事務所を追われたが これをきっかけにゆっくり芸能界に復帰していけたらよいと考える
東電は いままで電力業界の雄 として 財界活動や日本の原子力行政などへの働きかけなどで すっかり自分がいちばんエライと勘違い 利用者を見下ろす癖が付いていたことだろう
同様の目線でイナカ企業の東北電などを格下として処遇していたことへの意趣返しを東北電にされた ということだ
東北電力はしごくまともな会社のようだ
東北電は 東電の被害者である原発難民へ 一言の不平不満も漏らさず、東北電の所有の保養所や宿泊施設を即座に提供
一方 東電は自社の施設の同様の解放を拒否し その傲慢な態度が問題になった
そういえば 被災地の体育館で 見舞いの天皇には座布団を出さず 東電幹部の出席の場には 住民から見えない位置に東電幹部のみに座布団を用意し 住民の怒りを買ったこともあった
大株主の東京都の猪瀬都知事からも経営態度を厳しく批判され 仲間の東北電からは損害賠償請求、経済産業省からは 売電発電の会社分離を突きつけられるなど 四面楚歌の東電
それでも、ことの深刻さ重大さを東電はまったく理解していないし 公益?企業だから 最後は国・政府が尻拭いすると確信している
東電の腐った根性は倒産・整理しなけりゃ 治らない
バカはしななきゃ治らないのと同じだ
(以下引用)
東北電力は24日、東京電力福島第一原発の事故に伴う損害賠償を、東電に求める方針を明らかにした。
自社施設が使えなくなったことに伴う損害の賠償を求める。原発事故に伴う損害賠償を、やはり原発を推進してきた同業者が求めるのは極めて異例。
エネルギー問題などで足並みをそろえてきた業界の一体感よりも、自社の経営を優先する。
東北電は原発の停止や被災で経営が悪化し、2月には電気料金の値上げを政府に申請している。顧客の批判や、株主から訴えられかねないことも考慮し、賠償の請求に踏み切る。
http://www.asahi.com/national/update/0424/TKY201304240137.html
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