2011年02月22日

〈武田薬品〉消炎薬「ダーゼン」 効果証明できず自主回収

なにをいまさら という感じだ
臨床医なら全員、ダーゼンdasen がプラシーボ効果しかないことは知っている

ただ、内服薬を3種類処方するときに、なんとなくこの薬を出す習慣になっている同業者が多いのではないか 

刺し身のツマ って感じだ

わたしの知人の泌尿器科医の男性はこの薬が大好き
膀胱炎には多大な効果がみられる とひとり主張する

ジョニーもときどき患者に処方するから、これ以上とやかく言えないが・・

白内障の進行を遅らせる、パロチンparotin(あすか)内服薬も相当怪しい薬効だ



(以下引用)



武田薬品工業は21日、同社が40年以上にわたり販売している消炎酵素薬「セラペプターゼ」(商品名ダーゼン)について、薬の有効性を証明できないため自主回収すると発表した。大学病院や調剤薬局など計7万カ所から回収する。

 たんの切れや、足などの腫れの改善が期待できるとしていたが、同社が有効性をあらためて確かめるため2009年までに実施した試験では、投与をしてもしなくても症状改善に差が出なかった。

 同社は1月、この結果を厚生労働省の医薬品再評価部会に報告。その後、再試験の実施も困難と結論付けた。

 同じ症状に対する薬は他社も販売しているため、医療現場への影響は小さいとみられるという。ダーゼンは1968年に販売を開始。09年の国内売上額は67億円。
(産経新聞)
posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 11:49| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 医学・生理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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