紛争の根本的な原因
清水側と、シュツットガルトは今回の移籍をめぐって対立関係にあった
欧州リーグへの移籍期限となる今年1月31日まで 岡崎との契約を残していた清水側は、シュツットガルトに少額ながら移籍金を要求
一方、シュツットガルト側は、サッカー界の慣例や2月1日からの契約であることを根拠に、移籍金が
発生しない立場を崩さなかった
国際サッカー連盟(FIFA)に提出する必要書類に、前所属の J1清水がサインすることを拒否
選手登録が完了しなかったため、出場できなかった
清水エスパルスが怒った理由
清水が請求した移籍金をシュツットガルトが支払いを拒否、移籍証明書が出ていないのに、シュツットガルトは見切り発車で1月30日に入団会見を行い、2月2日には岡崎本人が清水のクラブ ハウスを訪問するなど、清水側の神経を逆なでする行為をおこなったため
清水エスパルズ公式見解の要約 (まわりくどい表現が多いので、簡単な文章にした)
清水エスパルズは以下の2点でFIFA 規則の違反があると考えている
第一に、シュツットガルトは、FIFA の「選手の地位および移籍に関する規則」18-3項に反し、
岡崎慎司選手との契約交渉開始に先立ってエスパルスに事前通知なしに同選手と契約交渉をしていること
第二に、エスパルスと岡崎慎司選手との契約が2011年1月31日まで効力があるにもかかわらず、 シュツットガルトは2011年1月31日を契約開始日として岡崎慎司選手と契約をしている
FIFA の「選手の地位および移籍に関する規則」18-5項に従い、岡崎慎司選手の契約を期間満了前に終了させるための違約金支払いについてシュツットガルトと エスパルスが合意しなければ、選手の移籍は認められないこと
解決方法
FIFAへの提訴、清水とシュツットガルトとの間の移籍金問題での仲介要請など
今後の経過予想と影響
大騒動へと発展する可能性が出てきた
関係者によると、国際移籍証明書は近日中に届く予定となっているが、既に移籍期限が過ぎて いるため、FIFAの裁定に持ち込まれ、最悪の場合、移籍が取り消される可能性も
急な決定で書類が間に合わなかった だけなら問題ないが、今後、両クラブの歩み寄りがなければ、岡崎は公式戦出場ができない 大ピンチに陥ることになる
解決の糸口はいくつかあるが、岡崎としても感謝の思いが強い古巣との争いは本意ではないはず
日本協会の田嶋幸三副会長は同日、国際サッカー連盟(FIFA)が15日にも臨時の国際移籍証明書を出すことが濃厚と明らかにした
これで、岡崎はドイツでのリーグ登録が可能となり、試合に出場できるよいう その上で両クラブが話し合いを続けることになる
とやけに楽観的だけど相手は理詰めで押してくるドイツのチームだから、どうなることやら
(以下引用)
ドイツのシュトゥットガルトに移籍した日本代表FWの岡崎慎司が、FIFA(国際サッカー連盟)から国際移籍証明書が届かなかったため、現地12日に行われたニュルンベルク戦でのドイツデビューを逃した。
1月30日、シュトゥットガルトは岡崎の入団を発表。しかし、前所属の清水は同31日まで契約期間を残しているとして、「現段階では、うちの所属選手」と主張していた。(SOCCER KING)
2011年02月13日
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