朝日新聞の報道通りなら、検察は本当に救いようのない人たちの集まりだ
大阪府警に現住建造物等放火などの容疑で2010年1月5日に逮捕・送検された男性(29)に知的障害があり、物事をうまく説明できないのに、男性が取り調べで詳細な犯行状況や謝罪の言葉を述べたとする「自白調書」を大阪地検堺支部の男性検事(41)が作成していたようだ
2010年5月17日の石川代議士への、検察の事情聴取
「録音してないだろうね」と確認してからの検事の、彼への誘導尋問と「そんなこと言うと小沢一郎先生に不利になる」など脅迫の連続だったことが、東京地裁へ20日に証拠採用されたデジタル録音から明るみにでている
興味深いのは、厚労省幹部を巻き込んだ郵便不正事件での“犯人隠避容疑”で逮捕された大阪地検特捜部の前副部長・佐賀元明が「取り調べの全面可視化」を要求していることだ
いかに強圧的な捜査を自分自身がしてきたかという証拠ではないか
さらに同事件で証拠隠滅の疑いで起訴の前田恒彦容被告にいたっては、「わたしは検察のシナリオに沿って逮捕された」と主張している 開いた口がふさがらない とはこのことか
時代はだいぶ遡るが狭山事件のときにはもっと熾烈で過酷な追及と露骨な誘導が被疑者に行われたことだろう
この時代に取調べの可視化が行われていれば、石川さんの無罪判決はあっけなく出ただろうに
一日も早い、検察、警察の取調べの全面可視化と全録画が被疑者の人権のために必要だ
あとは人権問題に敏感なジャーナリストをたくさん育てていくことだ
朝日新聞、まだまだ見捨てたもんではなかった 内閣官房機密費(政府からのワイロ)の受け取りを拒んだのは、朝日新聞だけだった、と当時の野中官房長官が述懐していたのを思い出した
いまだに野中氏の発言への黙殺と沈黙を続ける、日本の大マスコミってなんなのか?
(以下引用)
朝日新聞が事件関係者を通じ、大阪地検堺支部が取り調べの様子を撮影・録画したDVDを分析。何度も説明に詰まる男性に対し、男性検事(41)が調書の内容に沿うように事実上誘導しながら確認する場面が残されていた。
検察側は昨年1月に男性を起訴したが、補充捜査で自白調書の信用性に疑いが生じたとして、同11月に起訴の取り消しを求める異例の措置をとり、約11カ月間勾留していた男性を釈放した。
この調書について、複数の地検幹部は朝日新聞の取材に「検事が男性の言葉をまとめすぎた」として不適切だったことを認めており、郵便不正事件の捜査で浮き彫りになった調書作成の在り方が改めて問われる。
男性は2009年12月、大阪府貝塚市内の長屋に侵入し、ライターですだれなどに火をつけたとして昨年1月5日に府警に逮捕され、地検堺支部に送検された。(朝日新聞)
2011年01月20日
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