2010年11月02日

J&J ワンデ― アキュビューで重篤な虹彩炎を引き起こした1症例

要約 

都内企業に勤務の女性従業員(27)が通常の使用方法を守って装用の1日使い捨てタイプのソフト・コンタクトレンズでまず角膜潰瘍になり、さらにそれが直接の原因となり深刻な外傷性虹彩炎を引き起こした1症例を報告する

被害者の患者が使用中なのは 2010.11月1日現在、回収対象ロットになっていないJ&J ジョンソン エンド ジョンソン のワンデーアキュビュー トゥルーアイ

初診 

2010年10月28日 左眼が赤い 痛み を主訴に職場ちかくの眼科を受診

角膜潰瘍と診断される

ガチフロ点眼薬を処方され、1時間毎の左眼点眼を指示された



同10月29日 再診 左眼 

小円形の白色lesion+ infiltration± 毛様充血+


同10月30日 再診 眼痛と羞明 明るい場所に出ると激しい頭痛を訴える

左眼 角膜後面沈着物+ 前房 deep / cell++

左網膜 外傷性網脈絡膜炎+ 網膜中心静脈の拡張を認めた


ステロイド点眼剤 フルメトロン0.1% 30〜60分毎左眼点眼


 散瞳剤ミドリンP 朝、就寝前点眼 を処方して 現在 経過観察中
posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 18:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 医学・生理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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