2021年06月09日
アルツハイマー病新薬 光と陰
エーザイとアメリカ製薬大手バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」が2021年6月7日、米食品医薬品局(FDA)により承認された
認知機能の低下を抑える世界初の薬として優先審査の対象となり、日本でも昨年12月に承認を申請していたもの
この6月7日を境に エーザイの株価は買い注文が殺到 2日連続のストップ高になり 株の売買は成立しなかった
だけど たった2割の患者の病状が改善しただけの新薬なのだ
アメリカにおける、この新薬は 患者1人当たり年間5万6000 ドル(約613万円)の治療費
5人にひとりしか効果が認められない認知症に 日本の健康保険の給付をするのか
これは 日本の社会保険診療報酬支払基金や市町村の健康保険、勤労者を直撃する深刻な問題になるだろう
この新薬でアルツイマアー病の病因と考えられる、アミロイドβの量は薬の投与によって著しく減少
試験で用いられたスコアの上では2割ながら認知機能低下を遅くしたという治験結果を得られた
初期のアルツハイマー の2割だけ認知機能の低下が遅くなった という程度の効果
継続してのさらなる治験をFDAが要請したのも当然のこと
引用
https://digital.asahi.com/articles/ASP682J5PP68ULBJ001.html?ref=apital_mail