2017年04月09日

8 APR 17 新宿御苑の夜桜

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posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 02:15| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外出張・ステイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

8 APR 17 today LUNCH

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posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 19:04| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | きょうのランチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

研修医へのアドバイス



医師国試に2017年 合格して現在 フレマンで病院で研修中のドクターに

ジョニの拙い経験からアドバイスさせてもらいます

相当 長い文章になりましたが ジョニに感謝しながら最後まで目を通すように

オーベンの当直にはかならず自主当直すること

ローテーション中の診療科で自分の指導医がいて その医師が当直するときには 自分のベッドを確保して いっしょに あるいわ 勝手に当直すること

当直中に救命救急に急患が来院した場合は オーベンが救急外来に降りる前に 自分が走っていって急患を診ること

昼間の患者は研修医のあいだで取り合いになるが 夜間は自分が患者を独り占めできます

急患に問診と診察をして できれば検査オーダーして 自分なりの診断と処方薬を準備して オーベンを待つこと

で 正解は 指導医が患者のカルテに記入するので 確認すること
なぜ 自分の診断とズレたのか オーベンに質問してもよい

間違っても 定時退勤しないこと

5時チーン で退出しないこと

『あぁ こいつはやる気ないな』 と指導医に判断されて 重要な症例にも呼んでもらえない
年に数例の珍しい疾患の患者を診せてもらえないと 将来困るのは あなた

やる気を見せて

指導医は 病院から相応の 指導のための手当を支給されていないことがほとんど

オーベンの個人的な善意 好意だけで あなたに 惜しげもなく 自分の臨床経験で得られたエッセンスを教えてくれるのです

中世の徒弟制度 ギルド社会のような 技の受け渡しが指導医から研修医へ行われます

指導医が病棟当直のときには 先に病棟に行き 入院患者の点滴処置 投薬 などはすべて終わらせておくこと
それくらいしか 研修医が自分の指導医にできる恩返しはないのです


来年はあなたの下にフレマンがつきます
その人に 『こいつにくっついていてもメリットないな』 と判断されたら 研修1年目の医師は あなたから離れていきます

それはみじめです 勉強ができた女医で 下の研修医に見限られるケースが多い



いつも患者から教えてもらっている という謙虚さを忘れずに

あなたは ペーパードライバーです

本当は 自分が病院に授業料を払って修行させてもらってもいいくらい なのです

近畿大付属病院の研修医がたまたま 過労死したため 研修医手当が 月20〜50万円支払われるようになり
社会保険にも加入させてもらえるが

以前は研修医は国民健保に自前で加入し あとは外勤 いわゆるアルバイトで食いつないでいた


マリアンナの形成外科の医局に在籍のとき マリアンナの男子学生が 医師になったとたんに わたしに挨拶しなくなりました

笑っちゃうくらいに 胸を反り返らせて 院内を歩く姿に 目を見張ったことがあります

こんな底の浅い医師にならないように



一度診た症例は忘れないこと

これから長い臨床医としての人生を送るときに

一生に一度 あるいわ 年に一度しか当たらない珍しい症例に当たるかもしれません

医学の世界では 一度 診てる のと 診たことがない では 雲泥の差です

教科書の記述に当てはまらなかった検査データはどれか

自分の確定診断の根拠は どんな臨床所見だったのか

XP MRI CT など画像の所見はどうなのか

治療法や予後はどんなか

自分なりに整理しておくこと


ジョニの場合 前日に初めて体験した症例でも 自分の下についた研修医や下の年次の医師にシラッと
まるで何年も前からその疾患を知っていたかのように 画像や検査データを紹介

エラそーに 『いちど診た症例は 忘れないでね』と胸を張って説明していました


医師になって 最初は毎日 初めて診る病気ばかりです

最初の3ヶ月 毎日 背中に冷や汗をかきます

そのうち 週に数度 さらに 月に何度かにヒヤッとする頻度が下がってきます

当直のとき 患者に隠れて 教科書を開いてどんな病気かを調べる なんてこともしばしばでした

関連病院に出されるときが いろんな手技を覚えるチャンス

とくに 地方の総合病院に1人医長で出されるときが 収穫が大きいです

いろんな検査や手技ができないと外勤 いわゆるアルバイトができなくなります


看護師とは仲良く

そのうち 看護師 看護学生 何人かと付き合うことになります笑

それは余談だけど

医療現場を仕切っているのはナースです

とくに婦長とは仲良く

わたしの内科当直のときに 意識不明の爺が搬送されてきました

病因がアポ(脳出血)か ヘルツ(心臓)かわかりません
血液検査でCK WBC AST(GOT) 心電図 EKGを調べれば判るはず

でも 直感で どっちかわからないとまずい

このときに 婦長が ぽつっと独り言
『あら アポったわ』

いまでも感謝しています

研修医のときに ポケベルをナースに取り上げられて
『駅前のミスドにクルマで行って ドーナッツ買ってこい』と言われたことも

素直に行くこと

もちろん その間の病棟の応急措置 カテがはずれた ルートの入れ直し ビトマからの入院患者への薬出し

や 当直医への電話対応は カンペキにナースたちが対応してくれます


ナースには3倍返しで

ナースの夜食を食っちまったときは 3倍返ししましょ

踏み倒すと 彼女たちは ずっと覚えていて つまらないときに カタキをとられます

夜中に何回も病棟からの電話で起こされたり という女医を見ました

いいのか わるいのか ジョニは 当直中にナースコールをされたことはあんまりありません

『きょうの入院患者で 夜中に問題を起こしそうなのはだれか』 あらかじめナースに聞いて

その人のカルテに 頭痛のときの処置薬はこれ  夜間せん妄 不穏状態のときは セレネースとアキネトン 半筒ずつIV

など 細々 指示して 旗を立てておきます 

まず 夜中に起こされなくなります

病棟のナースに 無料でピアス開け 二重まぶた手術 もよくやりました

自分にとって練習になるし 施術したナースは カンペキに自分の味方になります



最後のほうは ちょっと特殊な話になりましたが

研修医の読者はぜひ参考にしてください




posted by 美容外科医ジョニー Plastic Surgeon Johnny at 18:52| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 医学・生理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする