2015年06月10日
なにもしない幸せ
3週間にも及ぶ、大学三年の後期試験があと2科目で終わるころ
午前2時過ぎ
気心の知れた同級生のA君と彼の自室の炬燵に入ってゴロゴロしていたときに
試験が終わったら なにをしたいか
の話題になった
ジョニは
みんなで打ち上げのコンパやりたい
と話したら
彼は
ぼーっとしたい
と 膝を抱え 壁にもたれながらつぶやく
そのときは
北九州の開業医の息子はなんと軟弱なんだろ そんなものかな
と聞き流したものだった
だが
なにもしない
変化がないように振る舞う というのは 案外骨の折れるものなのだ
憲法を改正せずに守ることがこんなに大変なこととは 思わなかった
人の心の中まで土足で上がりこんでくるような 恥知らずで強引な手法をあらゆる施策で繰り返す安倍
憲法の解釈をなし崩しに都合よく変遷させる安倍
憲法を現行の法律に合わせる
と言い放った、中谷防衛大臣
集団的自衛権が憲法学者の総意では違憲
というのを行政府が 合憲と主張
それを尻目に 街頭デモや学生運動も起きない不思議な市民たち
民主党政権も捨てたものではなかった
素人政治はそれなりに他人の意見も採り入れる素直さがあった
何よりも 市民の基本的な権利を制限しよう などとは夢想だにしなかった
経済 財政政策は安倍に任せ
それ以外は民主党に
それがいまの政治の理想かもしれない