2014年6月25日の日経と朝日の朝刊に一見 とっつきにくい広告が掲載されている
これ アルゼンチン政府からの出稿
支払いを継続したいが継続させてくれない
大のおとなが なに言ってんだい?
要するに アルゼンチン政府は 2001年の債務不履行デフォルト のときに 債務の縮小 値引き を飲まなかったアメリカのファンドとの法廷闘争に負けた
アメリカ連邦地裁の法廷での6月26日判決によれば アルゼンチン政府は このアメリカファンドに全額13億ドル 耳を揃えて返済しないと 他の大口債権者への利払いができなくなった
つまり
過去のドフォルト時の国債保持者への債務を支払う資金はあるのに アメリカのファンドとの法廷闘争に負けたため 裁判所命令で ほかの債権者への利払いや借金も償還できなくなり、いわゆるテクニカル・デフォルトに陥ることになる
アルゼンチン政府の国際経済における信用がますます遠のくのがいやなら アメリカのファンドへの借金の棒引きなど甘ったれたこと言ってないでさっさと全額 支払いなさい という趣旨の判決
それにつけても・・
アルゼンチンはほんとうに 将来的な見通しの読みが立たない国
まともなのはサッカーと女性の顔だけ イタリアとスペインからの移民で成り立つ国だからね
1982年4月2日のフォークランド紛争のときも感情論でヤミクモにイギリスに宣戦布告 再起なきまでにボコボコにされた
英国とアルゼンチンが南米の最南端、フォークランド 諸島を巡って争った短期間の戦争で、アルゼンチン軍が フォークランド諸島へ侵攻、イギリス、サッチャー政権は毅然たる武力行使を行い勝利した
この戦争は冷戦の真っただ中に 西側同盟軍同士で交戦した、ただ一つの例で 非常に外交音痴のアルゼンチンの面目躍如
今回のアメリカでの裁判闘争敗北で さらに 世界中に空気の読めないアルゼンチン というイメージを強くさせた