2014年05月22日
〈 Lancet〉禁煙の法制化で早産と小児喘息患者の受診が減少
禁煙法の実施後に、早産と喘息増悪での受診が10%減少 が統計的に裏付けられた
ヨーロッパと北アメリカの症例発表数のみから導かれた結論だが アジアヤアフリカでも同様の結果は容易に推測できそうだ
ま 喫煙なんて百害あって一利なし ということ
世の中での 精神的な安定度を数字で表せると仮定すると
この数字の総数は一定ではないか
つまり 喫煙する行為で、付近の非喫煙者の精神的な苛立ちやストレスを増加させ非喫煙者の「精神的な安定度」は下落
その減少した「精神的な安定度」を喫煙者が得ることで 喫煙者はリラックスしているのではないか
喫煙は実に身勝手で しかも喫煙者よりも非喫煙者にとって有害なのだ
(以下引用)
地域での禁煙法に関する北米の研究5件と国レベルでの禁煙法に関する欧州の研究6件の計11件(2008〜13年に発表)を今回の研究目的に合致するものとして特定した。対象となった出産は250万件以上,喘息増悪は約25万件であった。
4件の研究における136万6,862例を対象にメタアナリシスを行ったところ,禁煙の法制化と早産の減少との間に有意な関連が認められた。減少率は−10.4%(95%CI −18.8〜−2.0%,P=0.016)であった。
同様に,3件の研究における喘息の増悪イベント22万5,753件を対象に検討したところ,禁煙の法制化と喘息による受診の減少との間にも有意な関連が認められた。減少率は −10.1%(95%CI −15.2〜−5.0%,P=0.0001)であった。
一方,禁煙の法制化による低出生体重への影響は有意ではなかった(6件の研究の190万例超が対象,減少率−1.7%,95%CI −5.1〜1.6%,P=0.31)。
Lancet (28 March 2014 ) Maastricht University Medical Centre V. Been et al
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2014/M47180041/