2014年01月29日
岡田准一主演『永遠の0』は日本版プラトーン
百田尚樹氏のベストセラー小説をV6宮崎あおい との不倫の岡田准一主演で映画化した『永遠の0』
この映画が 公開37日間で興行収入59億円、観客動員数は483万人を 突破
週末興行成績ランキングで 6週連続1位となり「V6」を達成したことが27日、わかったが
ベトナムを舞台にした、オリバーストーン監督、1987年公開のアメリカ映画『プラトーン』を思い出させる
ベトナムから帰還した兵士の悲哀と病んだ心を巧みに描きだして全米で空前のヒット作となりアカデミー作品賞などを獲ったのだが・・
まるで戦地ベトナムの人々への配慮がなく まったく内向的、アメリカ軍内部での人間の葛藤が題材になっている
当然 フランスやカナダでは興行的にはふるわなかったようだ
『永遠の0』も祖国日本、愛する女性 大切な肉親や日本国民への思慕と愛国の情が画面いっぱいに描出されていて 日本人の涙腺を刺激してやまないのだろう
だが そんな日本人の心の葛藤には 勝手に日本に喧嘩を売られ侵略された中国や台湾 フィリピン の国民への思いやりなど みじんもないのだ
愛国の情に異議を唱えるのは難しい
アメリカでのみ 空前の大ヒットになったプラトーンが ほかの国では冷遇され専門家の評価も散々だったのも そんな理由だろう